
リヴリーの歴史をご紹介 ~中世から現代まで~
中世〜20周年を迎えた現代までのリヴリーの歴史を描いたミニチュアアイテムが入ったガチャ「Livly's History」がニューマハラショップに登場しました。
販売期間
2022年4月28日(木)12:00~2022年5月28日(土)23:59
長い歴史を感じるアイテムの数々をさらに楽しんでいただけるように、始まりから現代までのリヴリーの歴史について振り返ります。
中世錬金術とリヴリー
中世ヨーロッパのとある地区。
錬金術師たちは王族の命を受け、日々「賢者の石」を作り出す研究に取り組んでいました。
「賢者の石」とは、鉄や亜鉛などの卑金属を黄金に変えたり、ありとあらゆる病を治し、不老不死の力を与えてくれると言われる不思議な力をもった石の事です。
権力者たちは、錬金術師たちに研究できる場を与え、その見返りとして、巨額の富と永遠の命を手に入れようとしていたのでした。
そんなある日、研究中のフラスコの中から不思議な生き物が生まれました。
それはとても小さく、黄金の毛をもち、ねずみと猿を足して2で割ったような、誰も見た事のない生き物でした。
錬金術師たちは、その謎多き人造生物の誕生をとても喜びました。
しかし、権力者たちは、このようなものを作るために研究の場を与えているわけではないと、怒り狂いました。
ですがそれはほんの最初だけ。
錬金術師の話を聞くと、すぐにその表情は喜びの顔へと変わりました。
その不思議な生き物は、その辺りにいる小さな昆虫を食べ、そして宝石のうんちを出すのでした。
またそれだけではなく、しばらく飼育をしていると、飼い主の前で花火のような光を打ち上げたり、大きな風を吹かせたりと、魔法のような技を繰り出すのでした。
不思議な生き物は、他の地区の権力者たちにばれないよう秘密裏に、宝石を手に入れるための王族専用愛玩動物として、改良を重ねながらたくさん生み出されました。
その中で、いろいろな姿カタチをした物が生まれ、それぞれに独自の名前が付けられました。
現在、妖精や妖怪といわれているものの中には、この不思議な生き物を目撃した者によって伝わった姿や名前もあると考えられています。
権力者たちは次第に強欲さを増し、その不思議な生き物たちにもっと宝石を出す様にと、無理矢理たくさんの昆虫を食べさせ、からだをしぼったり、また、たくさんの宝石を出すものを奪い合ったり、妬み殺したりと、乱暴な扱いをするようになり、その生き物たちは全滅してしまいました。
その後、また生み出されようともしましたが、その地区で戦争がはじまり、混乱の中、不思議な生き物の研究は闇の中へと消えていったのでした…。
現代に蘇ったリヴリー
そして現代、日本在住の独学生物学者ミュラー博士が、自宅の物置きから古い木箱を見つけました。
きれいに装飾が施されたその箱の中には、一冊の日誌と羽ペンやインク、色とりどりの宝石の入った袋などが入っていました。
それらは、ミュラー博士の祖父が残したものでした。
日誌には祖父のすごした日々が書き綴られ、ミュラー博士が生まれた日の事も書いてありました。
しかし途中に不思議な言語や図、イラストばかりのページが現れました。
博士は夢中になって、その解読に努めました。
そこには、中世ヨーロッパにかつて存在した、不思議な生き物たちの事が書かれていました。
日誌と一緒に木箱に入っていた宝石が、その生き物たちの糞であることもわかりました。
ミュラー博士は、その生き物たちに強く惹かれました。
そして、決意しました。
この生き物たちを現代に蘇らそう!と…。
ミュラー博士は、色とりどりの宝石の中からいくつかの遺伝子を発見。
それらは様々な昆虫の遺伝子でしたが、博士は、その中から見た事もない遺伝子を見つけました。
博士は、その遺伝子をモトに、独自の方法を織り交ぜつつ、様々な研究、実験を重ね、ついに不思議な生き物たちを蘇らせました。
現代に蘇ったその生き物たちは、日誌には書かれていない、新たな能力を得ていました。
飼い主と心を通じあわせる通心能力とでも言うものでした。
その生き物は、飼い主の考えている事を理解し、その通りに動くのです。
また、その生き物が見たもの、聞いたものは、飼い主に伝わるのでした。
飼い主は意のままにその生き物を操れるわけです。
自らは話をすることができない生き物ですが、飼い主の思いを代わりに言葉にすることもできました。
飼い主は、その生き物を通して、他の人と会話ができるのです。
ミュラー博士は、それらの能力があることからその不思議な生き物を、コミュニケーション・クリーチャー(意志情報伝達交換生物)「Livly/リヴリー」と名付けました。
そして、最初に生まれたリヴリーに『ピグミー』と名付けました。かつての錬金術師たちがそれぞれに独自の名前をつけたように。
他にもたくさんの種類のリヴリーが生まれ、それぞれに博士は名前をつけていきました。
そして、研究室でたくさん生まれてくるリヴリーたちを、博士は世の人々に配る事にしました。
そうすることになった経緯は定かにされていませんが、博士曰く、“一身上の都合による”ものだそうです。
リブートされた『リヴリーアイランド』 へ
時が過ぎ、たくさんの飼い主たちの協力もあったリヴリー研究所は長年続きましたが、一旦は研究所が閉じられる事となります。
しかしその研究は、ミュラー博士の姪孫(てっそん)である独学化学(ばけがく)者アキラ・ミュラーへと引き継がれ、新たな研究所として生まれ変わりました。
アキラは、リヴリーの細胞などから人造人間である“ホム”の生成に成功、研究の幅を広げます。
これまで、とても小さなリヴリーの世話には、指先の器用さや巧みなピンセット捌きが求められましたが、ホムと“通心”し、その体の中に入り込むことで、これまでよりも簡単に、さらには、ホムが持つ魔法のような力を使うことでより快適に、世話をすることができるようになりました。
こうして、リヴリーの更なる研究の拡大と継続を目指し、日々生まれるリヴリーたち、そしてホムとアイランドは、新たに世の人々へ配布されることになったのです。
ここまでが、現在の『リヴリーアイランド』の歴史です。
歴史については、
公式Youtube
にて「
リヴリーアイランドPV - 『What's Livly Island?』 歴史編
」として動画でもご紹介しており、声優の朴 璐美さんによる豪華なナレーション付きでお楽しみいただけます。
中世・クラシック・現在のリヴリーにまつわる象徴的なミニチュアアイテムだけでなく、20周年を記念して作られたさまざまな形の「トピアリー」もラインナップとして楽しめるガチャ「Livly's History」は5月28日(土)までの販売です。
中世からクラシック時代に触れる体験や、リブートされた『リヴリーアイランド』を更に楽しめるようなアイテムに、ぜひご注目ください。